工事を依頼するきっかけ
こちらのお客様は当社の口コミを見てホームページからお問い合わせ頂きました。
現場の確認に伺うと、1年前に他社さんにて工事をされたのですが、数か月も経たないうちに屋根材ごと塗料が剥がれてきたという状態でした。お客様ももちろん施工した業者に保証や対応を求めたのですが、電話に出なくなってしまって対応してくれなかったそうです。新聞に50万円でコミコミというのを掲載している業者さんで価格が安いので、どうやっているのかと思っていましたが、やりっぱなし前提で工事をしていたのだと思うと納得しました。
今回はこのような屋根の状態でしたので、再塗装は難しい為屋根の上に新しい屋根材を乗せるカバー工法にての施工をお勧めし、価格や今後の対応についてしっかり説明させて頂きご納得いただけたため工事をご依頼いただけました。
工事を依頼する前の状態
打合せの時は主にカバー工法に使用する材料についての内容が大半でした。
横葺きの断熱材入りのタイプの屋根材だと価格が比較的高いことから、断熱材なしの屋根材のタイプにしようかかなり悩まれました。やはり最近工事をしたばかりなのにまた同じことで足場を組むのはお客様としても金額的にも精神的に負担が大きかったようで、良いものを施工したいが、費用が捻出できないということでとても悩まれていました。
今回はお客様も不運だったこともあったので当社が折れる形で特別な形で価格を下げさせていただき、横葺きの断熱材入りの屋根材スーパーガルテクトで工事をすることになりました。
お客様にははっきりと申し上げましたが、建築工事は人経費が大半を占めている為、価格が安いということはほとんどの場合が手抜きか工事か利益が少ないかのどちらかです。手抜きは問題外ですが、利益がすくないとアフターメンテナンスは出来ない為安心して任せることはできません。他にも職人さんの人経費が安いケースもありますが、腕が良くないことが想定しやすい為こちらも注意が必要です。
これらのことを踏まえ極端に工事費が安い会社は注意が必要です。建築工事を検討している方はその点をよく理解いただけるとこのようなことがなくなるのですが・・・安くなりたい願望には勝つのは難しいです。
実際の施工風景
既存の屋根の捲れている部分を一部除去してからルーフィングという防水シートを敷いてから新しい屋根材を乗せて一枚一枚をビスで固定していきました。
既存の剥がれた塗膜や屋根材が邪魔で屋根に不陸が生じてしまい平滑に施工出来ない状態だったので、普段は行わないケレンを多少行いました。余分に手間はくいましたが、お客様に喜んでいただくことが契約のゴールなのでその辺りを意識して施工していきました。
施工前
ルーフィング
施工後
今回の施工の基本情報
お客様情報
お客様名 | K様邸 |
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築年数 | 30年 |
平米数 | 屋根87㎡ |
外壁材 | サイディング |
屋根材 | カラーベスト |
施工情報
屋根使用塗料 | スーパーガルテクト 色:シェイドブラウン |
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施工期間 | 10日間 |
施工中に注意した点
外壁塗装や屋根塗装などは資格などが不要で誰でも参入できる業界です。
ハードルが低い業態は価格競争が激しく業者も生きる為に必死です。お客様をだます目的で施工をしている業者は少ないと思いますが、特別なノウハウを持たずに価格競争を繰り広げている業者は長続きしないので、多少費用が高くてもしっかりした理念や技術を持った業者者に依頼しましょう。
そのような業者は価格が極端に安いことないので、申し込みするお客様にも勇気がいるかもしれません。ただ良い工事をしてもらう為には覚悟が必要なのかもしれませんね・・・
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