外壁塗装に起こる剥がれは、紫外線や雨風などといった自然の力によって起こる劣化ではありますが、外壁塗装を施工した業者の手抜きや施工不良が原因で発生することもあります。
「剥がれた部分を放置しても大丈夫かな…」
「数年前に塗装したばかりなのに剥がれてきているな…」
といった声も少なくはありません。
そこで今回は、外壁塗装に起こる剥がれについて原因や対処方法などについて解説していきます。
外壁塗装が剥がれて気になっている方は参考にしてみてください。
このページで分ること
外壁塗装の剥がれとは
外壁塗装の剥がれとは、これらの写真のような状態のことをいいます。
このように外壁の塗膜が何かしらの原因により剥がれてしまう症状のことをいいます。
外壁に施工されている塗膜は、建物の美観を守るのはもちろん、建物を雨漏りから守る為の防水機能があります。しかし外壁塗装が剥がれてしまうと美観を保つことや防水機能が低下してしまいますので、放置せずに適切なメンテナンスが必要となります。
外壁塗装が剥がれる原因
外壁塗装の剥がれは、塗料が外壁にしっかりと密着していない状態です。
塗料の密着ができていない状態は、大きく分けて3つの原因が考えられます。
1.適切な下地処理がされていない
外壁の状態によっては、塗装を行う前に適切な下地処理を行わなくてはいけません。
下地処理とは、外壁の表面についた汚れや旧塗膜を高圧洗浄で洗い流したり、外壁に起こったひび割れなどの補修をしたりと外壁の状態をよくするための作業のことを指します。
適切な下地処理を行うことで外壁塗装の仕上がりを左右させると言ってもいいほど、非常に重要な工程です。
例えば高圧洗浄の工程では、外壁に付着した汚れを水洗いするのはもちろんですが、紫外線などで劣化した塗膜(旧塗膜)を洗い流さなくてはいけません。劣化した塗膜が外壁に付着した状態のまま外壁塗装を行った場合、新しい塗料と外壁の密着が悪く、塗膜が剥がれてきてしまう可能性が高まります。
塗料の密着を外壁とよくするためにも、適切な下地処理が必要です。
2.外壁に合った下塗り材を選んでいない
外壁塗装は使用する塗料にもよりますが、基本的に下塗り・中塗り・上塗りの合計3回塗りが行われます。
中塗りや上塗りはメインとなる塗料が施工されますが、下塗りの工程では、外壁とメインとなる塗料の密着をよくするための専用の塗料が施工されます。しかし、外壁やメインとなる塗料に適した下塗り材が選択されなかったことから塗膜の剥がれが発生してしまうケースがあります。
こういったケースは、外壁の状態やメインとなる塗料との相性などを考慮して下塗り材の選定が必要です。
適切な下塗り材の選択方法は?
様々な外壁や下塗り材の種類があります。
外壁に合った下塗り材を選定することが塗膜の剥がれを発生させないためにも大切ですが、業者任せになってしまいがちです。本当に適切な下塗り材が選定されているのかどうか確かめるためにも、自分なりに調べたり複数の業者に見積り依頼をすることをおすすめします。
また、どのような下塗り材を使うのかしっかり説明してもらうことが大切です。
3.下塗り材が正しく施工されていない
下塗り材や上塗り材など全ての塗料には様々なルールがあります。
例えば、
- この上塗り材にはこの下塗り材を何回塗ってください。
- 下塗り材を塗ってから何時間次の塗料を塗りまでに空けてください。
- この下塗りはこれぐらいの量を塗ってください。
こういった規定のルールを守ることで、本来の塗料の力を発揮することができますが、我流で施工してしまった場合に外壁塗装が剥がれてしまいます。我流で外壁塗装を仕上げてしまうのも手抜き工事の1つです。
信頼できる業者に依頼するためにも複数の業者を比較しましょう。
4.結露凍害が原因で剥がれている
浴室面の外壁が剥がれているケースはよくあります。
冬場の寒い時期は、外の空気と室内の空気がぶつかりあうことで水滴が多く発生します。発生した水滴が外壁に当たることで、基材が剥がれてしまう原因に繋がります。
特に浴室に窓があるお宅で見られる症状です。
サッシから水滴が垂れて外壁に当たることで発生しますので、直接外壁に水滴が当たらないようにサッシ下に水切りを設置されるのをおすすめします。
外壁塗装が剥がれたら
外壁塗装の剥がれは、少量であれば放置してしまう方も少なくはありません。
しかし、少量だからといって放置してしまうと剥がれる範囲が広がってしまいます。また、剥がれた箇所は防水機能が低下している状態になるので、放置すればするほど雨水や湿気などを外壁が吸収してしまい、外壁の状態が悪くなってしまいます。ですので、見つけたらすぐに業者に見てもらうようにしましょう。
補修方法は
外壁塗装の剥がれた箇所が少量だったとしても、自分で補修を行うことはお勧めできません。
なぜなら、間違った下地処理を行ったり、適切な下塗り材を選択していなかったりすると、余計に剥がれてきてしまう可能性が高まります。
必ず専門業者に素早く連絡を取り、補修を行ってもらいましょう。
外壁塗装の剥がれの状態を判断し、どのような下地処理を行うのか、どの下塗り材が適しているのかをプロが判断してくれます。
まとめ
外壁塗装の剥がれは、適切な下地処理が行われていなかったり、正しい下塗り材が選択されていなかったりと様々な原因が考えられます。
外壁塗装が剥がれてしまうと、建物の美観が保てなくなるだけではなく、外壁の防水機能が低下し、外壁材を傷める原因に繋がってしまいます。
小さな剥がれだとしても放置せず、専門の業者に見てもらい適切な補修を行いましょう。
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