初めての外壁塗装を再検討されているお宅で建物調査を行わせて頂きました

外壁を指で触るとチョークの粉のようなものが少し付着しました。

これは外壁防水塗膜が劣化しているサインの１つです。また、タイル模様をしたサイディング外壁は、チョーキング現象が発生しずらいという点があるため、傷んでないように見えても実は劣化が進行していた！というケースも少なくはありませんので注意が必要となります。

防水機能が低下した外壁材は、雨水などの水分を吸収し、晴れた日に吸収した水分が抜けることを繰り返し外壁が変形し浮いて来ていました。

一度変形してしまった外壁は、外壁塗装では元に戻すことができないことから建物の美観が悪くなってしまいます。できるだけ変形が少ないうちにメンテナスを行いましょう。

外壁と外壁の間にあるシーリング材は、亀裂・硬化・収縮を起していました。

シーリング部分が完全に切れてしまうと外壁に隙間を空けてしまうので、雨水や湿気などを外壁の裏側に侵入させてしまい、内側を傷める原因になります。

外壁塗装時には必ず新しいものに交換が必要となる箇所です。

屋根は全体的に色褪せやコケ・カビの発生が見られました。

築２５年が経過されていらっしゃいますので、今後のメンテナスのことなども考えて屋根カバー工法もご検討させて頂ければと思います。