この記事を読んでいるあなたは、
- 外壁塗装の手順・工程について知りたい
- 外壁塗装のスケジュールについて知りたい
- 外壁塗装をする際の注意点について知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「外壁塗装の工程・スケジュール、注意点」などをお伝えしていきます。
外壁塗装の流れ｜全工程を紹介
外壁塗装の流れは、まず業者に見積もりを依頼してから始まります。
見積もりには、施工に関する全工程が記載されており、どれくらいの期間を要するのか、またそれぞれにかかる費用についても明確にしてもらうことが重要です。
見積もり内容をしっかり確認できたら、これから紹介する作業工程に進んでいきます。
- 近隣挨拶
- 現場確認
- 足場の設置
- 高圧洗浄
- 下地処理
- 養生
- 外壁塗装・下塗り
- 中塗り＆上塗り
- 完了検査
- 足場の解体＆完成
- 完工挨拶
近隣挨拶
外壁塗装を行う前に、近隣住民への挨拶はとても重要なことです。
一般的な挨拶の流れは次のようになっています。
早すぎても忘れられてしまうことがありますし、遅すぎても近隣の方へご協力いただくこともあるのでご迷惑になってしまいます。近隣住民へ挨拶に行くのがベストなタイミングは塗装工事開始の1週間前から2日前が期限ではないでしょうか。もちろんお宅によって早いと感じるか遅いと感じるかひとそれぞれなところもあるので、注意は必要です。
近隣住民への挨拶では、工事日程や工事内容、騒音や塗料の臭いについての影響について説明します。
工事中は騒音や塗料の臭いが出ることがあるため、工事時間帯や作業場所を調整するなど、周囲の住民に配慮して住民の生活に影響が出ないよう注意を促すことも重要です。
挨拶時に近隣住民から質問があった場合は、丁寧に答えることで信頼関係を築けるのでしっかり対応しましょう。
現場確認
現場確認の目的は、工事が正しく行われているか確認するためで、工事中に問題があった場合でも早急に対処することができます。
現場確認では、下地処理や塗料の厚み、塗装面が均一であるかなどを確認し、足場の安全性や周囲への配慮ができているかなども確認します。
現場確認は、工事期間中に複数回行われるのが一般的で、下地処理後、中塗り後、上塗り後に確認が行われることが多いです。
また、現場確認には業者と施主であるお客様が一緒に現地に行って確認するのが一般的ですが、写真や動画で確認できます。
現場で確認して問題があれば早急に対処し、問題がなければ次の工程に進めます。
足場の設置
外壁塗装において、足場の設置は大変重要な工程です。
まず、足場の設置箇所を確認し、建物の高さや形状、周囲環境などを考慮した上で足場の種類や設置方法を決めていきます。
現地で足場を組み立て、足場の高さや幅、間隔などは法律や規則に従って設定することが重要です。
次に、足場を固定するため地面にアンカーを打ち込んで固定し、建物にも固定するとさらに安定性が増します。
足場が正しく設置されているか、材料に問題がないか、安全対策がしっかりなされているかなどを確認し、問題なければ次の工程に進みます。
高圧洗浄
高圧洗浄は、下地処理において重要な工程なのでしっかりと準備します。
ます最初に、高圧洗浄機やホース、安全具の準備に取り掛かり、周囲の人や建物、植物などをビニールシートやマスキングテープで保護していきます。
外壁に汚れやコケ、カビなどが生えていないかを確認しますが、これは塗料の密着性に係ることなのでしっかり洗い流すことが必要です。
外壁材の種類や汚れの状況によって高圧洗浄機の水圧を調整していきますが、水圧が高すぎると外壁に傷が付いたり、最悪の場合剥がれてしまうので注意しましょう。
高圧洗浄機で水を噴射し、外壁の汚れを落として表面をきれいにします。
下地処理
下地処理は、塗装する面をきれいにして塗料がのりやすくするための重要な工程です。
外壁に古い塗膜が剥がれている場合には、剥離剤を塗布して塗膜を剥離し剥離剤と一緒に古い塗膜を除去していきます。
外壁の表面をサンドペーパーや研磨剤を使って研磨し、研磨した後は水で洗浄して古い塗膜や汚れを除去します。
下地処理中には粉塵や塗料が飛散するので、飛散防止のためにビニールシートやネットなどのキャッチャーを設置しておくと周囲への保護も万全です。
外壁に傷や欠損した箇所があった場合はパテで補修するなどし、乾燥後にサンドペーパーや研磨剤を使って表面をきれいにしておきましょう。
養生
養生は、塗装を行わない部分を養生テープやビニールシート、新聞紙、マスキングテープなどで保護するための作業です。
塗装する範囲を決め、養生が必要な部分を特定したら、ドアや窓、屋根などの塗装が必要ない部分を養生テープなどで保護していきます。
足場への養生も、周囲へ塗料が飛散することが少なくなるので効果的です。
養生が施されているかを確認するにあたり、特に塗装する面との境界線が明確になっているかを確認することが重要です。
ここまでが塗装する前の準備段階になります。
外壁塗装・下塗り
外壁の下地の状態を確認して問題がなければ、中塗り、上塗りと同じ種類の下塗り用塗料を準備します。
下塗り塗料には、主に外壁材に合わせた下地処理剤やシーラーなどが使われており、この時に塗料を混ぜるためのバケツやかき混ぜる用の棒、ローラーなども用意しておきます。
下塗りは、塗料が密着しやすくなるように細かく均一に塗ることが大切で、さらに乾燥時間をしっかり取ることが重要です。
下塗りが終わったら、塗料が均一に塗られているか、塗りムラやはみ出している箇所がないかを確認します。
中塗り＆上塗り
下塗りが完全に乾燥したことを確認したら、中塗り、上塗りと進んでいきます。
下塗りと同様に撹拌する準備を行い、ムラやはみ出さないように均一に塗っていきます。
中塗りが終わったら、しっかりと乾燥させますが、気温や湿度の関係で乾燥時間が異なるので注意が必要です。
一般的には、数時間から数日かかります。
さらに上塗りを行い、塗り終わったら中塗りの時と同様の時間で乾燥させて完了です。
足場解体前の完了検査
外壁塗装が完了したら、正しく施工されているか、仕上がりが良好であるかを次に挙げるような項目を確認します。
- 外壁の色の塗り間違いがないか
- 打合せ書通り施工箇所を施工出来ているか
それぞれ紹介していきます。
外壁の色の塗り間違いがないか
単純なことではありますが、間違いがあると大問題になります。必ず足場を撤去する前に色間違いがないか確認しましょう。工事前のお打ち合わせの時に色などは業者と紙などの記録に残すようにすることをお勧めします。
打合せ書通り施工箇所を施工出来ているか
こちらも色の塗り間違い同様に間違いがると大問題なので、契約時の打合せ通りに工事が実行されたか確認する為に打合せ確認書等の書類を作成することをお勧め致します。
主に上記２つの確認を組み合わせて外壁塗装の完了検査を行います。
足場の解体＆解体後の完了検査
- 足場の解体日の確認
- 住宅設備機器の復旧
- 片付け清掃 etc
こちらのそれぞれ確認していきます。
足場の解体日の確認
外壁塗装が完了したら、足場業者に依頼して足場の解体を行ってもらうのが一般的な方法です。
足場業者が足場の解体、撤収作業を行い、安全に作業場所を片付けます。
足場業者に連絡して、解体する日程や詳細について確認しましょう。
住宅設備機器の復旧
エアコンの室外機などの住宅設備を塗装する時は移動していることがあります。その室外機などを施工後に復旧する必要があります。工事が完了したらお施主様に確認をし万が一復旧できていなければ早急に復旧してもらうようにしましょう。
片付け清掃
足場を撤去すると、足場が邪魔で掃除しきれなかったゴミが敷地におちていることがあります。足場を解体したら工事が終わるのではなく、片付け清掃の確認をした時点ではじめて工事完了と考えるべきではないかと思います。
完工挨拶
外壁塗装がすべて完了したら、完工挨拶をすることが一般的です。
担当者に電話やメール、直接訪問して感謝の気持ちやお礼の言葉を述べたり、工事中に生じた問題や不安などがあった場合は、この時に確認しましょう。
外壁塗装にかかる期間
外壁塗装にかかる期間は、一般的に2週間から1ヶ月ぐらいです。
ただし、塗装面積や天候、塗装に使用した塗料の種類によって期間が長くなることもあるので、事前に業者へ確認しておくことをおすすめします。
また、戸建住宅とアパートによっても期間は変わってくるので、下記で解説します。
戸建て
戸建ての場合、一般的には2週間ぐらいの期間が必要とされています。
ただし、塗装面積が広いため期間が長くなる傾向にあります。
また、天候や使用した塗料の種類によって期間が長引くこともあり、1ヶ月かかることもあります。
塗装する前に、業者へ作業期間については確認することが必要になるでしょう。
アパート
アパートの場合は、一般的に1ヶ月から2ヶ月の期間を要することがあります。
なぜなら、建物の高さや形状によって、設置する足場や作業の難易度が変わるからです。
また、戸建てと同様に、アパートも塗装する面積が広いため、長い期間を要することを知っておきましょう。
また、天候の不順によって作業が中断した場合も期間が長くなります。
作業前に担当の業者に期間について確認することが必要です。
外壁塗装をする際の注意点
外壁塗装をする際には、次のような注意点があります。
- 基本的に洗濯物は外に干せない
- 好きな時に窓が開けられない
- ご近所トラブル
- 悪天候で塗装ができない日があり、工期が延びることも
上記に挙げた注意点について、詳しく解説していきます。
基本的に洗濯物は外に干せない
外壁塗装の施工中は、洗濯物を外に干せません。
なぜなら、風などで塗料が飛散して洗濯物に付着してしまうからです。
せっかくキレイに洗濯したのが台無しです。
洗濯物を干すなら、作業をしていない時間帯や室内に干すしかありません。
乾燥機があるご家庭なら使用した方が良いでしょう。
好きな時に窓が開けられない
外壁塗装の施工中は、窓も好きな時に開けられません。
塗料が飛び散ったり、臭いがキツいからです。
どうしても窓を開けたい時は、施工中以外の時に開けるようにしましょう。
ご近所トラブル
外壁塗装によって、いくつかのご近所トラブルが起こることがあります。
1つ目は、塗料が風に乗って隣近所の建物や車に飛散してしまうことです。
塗装前には、周囲の建物や車を保護する必要があります。
次に、外壁塗装の作業音や足場の設置、解体時に発生する音が隣近所に響いてしまうことがあります。
外壁塗装の際に騒音が出ることを、近隣住民への挨拶時にしっかり伝えておくことが重要です。
また、近隣住民に迷惑がかからないように、作業時間帯や騒音対策など配慮しておきましょう。
悪天候で塗装できない日があり、工期が延びることも
外壁塗装の作業は、雨天、降雪、強風などの悪天候の場合は中止することがあります。
その理由は、塗料がしっかり乾かないので、塗装面に塗りムラやシミができてしまうからです。
天候に左右されてしまう作業なので、作業日程に余裕を持たせておくことが大切です。
事前に業者と悪天候の場合について相談しておきましょう。
業者を見極める方法
外壁塗装を行う場合、担当する業者が優良業者かどうかを見極める方法についてご紹介します。
見極める方法は、大きく分けて次の3つです。
- 適切な見積もり書を作成している
- 工事中の写真を撮って報告している
- 保証内容・アフターフォローが整っている
上記3つの方法について詳しく解説していきます。
適切な見積もり書を作成している
外壁塗装の見積もり書には、一般的に次のような事項が記載されています。
- 施工内容
- 使用する塗料
- 施工期間
- 費用
- 保証期間
上記の事項が記載されていない場合は、見積もりを確認した時点で質問しましょう。
どのような作業を行い、どんな塗料を使用するのか、施工期間はどれくらいかかるか、費用の内訳や支払いの方法、どのくらいの保証期間があるのか、以上の点がしっかり記載されている業者なら安心です。
工事中の写真を撮って報告している
工事中の写真を撮って報告してくれることも、優良業者を見極めるポイントです。
写真を見せながら、外壁塗装の進捗状況を説明してくれたり、問題点があればその時点でしっかり報告してくれる業者は、優良業者といえるでしょう。
分かりやすく丁寧に説明してくれる業者なら安心して任せられます。
保証内容・アフターフォローが整っている
外壁塗装の保証内容・アフターフォローがしっかりしている業者も優良業者である見極めのポイントです。
施工後どれくらいの期間まで保証されているのか、見積もり書で確認しましょう。
施工完了後に何か問題が生じたらすぐに駆けつけてくれる業者は優良な業者です。
外壁塗装ならリメイクホームにおまかせください！
今回は、「外壁塗装の工程」について解説しました。
外壁塗装は、建物を長期間保護するために必要なメンテナンスの一つです。
また、建物を劣化や腐食から保護してくれ、建物の美観を維持してくれます。
外壁塗装のタイミングは、建物の年数や外壁の劣化状況などによって異なりますが、一般的には10年から15年が目安とされています。
外壁塗装の工程は、下塗り、中塗り、上塗りの3つの工程があり、足場の設置や外壁洗浄も伴う工事です。
外壁塗装の費用は、建物の大きさや使用する塗料によって異なるので、複数の業者から相見積もりを取って比較することが重要です。
最後に、外壁塗装の注意点として、ご近所トラブルや悪天候などの問題が発生することがあるので、作業前に近隣住民へしっかりと挨拶しておきましょう。
私たちリメイクホームは、愛知県を中心に屋根工事や外壁塗装、リフォームを手がけています。
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