この記事を読んでいるあなたは、
- 外壁の剥がれの原因を知りたい
- 外壁の剥がれの補修方法を知りたい
- 外壁の剥がれの補修のDIYの手順を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「外壁の剥がれの原因やDIYでの補修方法」などをお伝えしていきます。
外壁の剥がれの原因
外壁が剥がれる一般的な原因は、以下の2つが考えられます。
- 経年劣化
- 施工不良
外壁の剥がれの具体的な原因は状況によって異なる場合もあります。
早期発見・対応することで、被害を最小限に抑えることができるでしょう。
経年劣化
外壁材が経年劣化すると、剥がれやひび割れが生じることがあります。
特に、モルタル・窯業系サイディングの外壁材は、風雨や紫外線などの影響を受けやすく、劣化が進みやすい傾向が強いです。
また、外壁に塗られた塗料が劣化すると、剥がれが生じることがあります。
塗料の寿命は、種類や使用環境によって異なりますが、一般的には10年から20年程度とされています。
10年から20年を目安に塗料の塗り替えが必要です。
施工不良
外壁の施工が不適切だった場合、接着剤や塗料の密着性が低くなり、剥がれが生じることがあります。
また、塗料の厚みを均等に保たない場合も、剥がれや割れを引き起こす原因となります。
さらに、施工時の手順や材料の選択に問題があった場合には、剥がれの原因となる可能性が高いです。
外壁の素材別の修復方法
外壁の素材別の修復方法について紹介します。
外壁の素材として一般的に挙げられるのは
- モルタル
- 窯業系サイディング
- ガルバリウム鋼板
の3種類です。
モルタル
モルタル外壁の剥がれは衝撃や寒暖の差によって生じ、放置すると雨漏りの可能性が高くなります。
剥がれた箇所からの浸水は建物の寿命に悪影響を与えます。
塗膜の剥がれや浮きは水の侵入を示しており、早急な補修が必要です。
外壁の保護のために塗装などの補修を行う必要があります。
細かいひび割れであれば、シーリング剤の塗り込みで対応できます。
しかし、モルタル外壁が剥がれている場合は、業者に依頼して専門的な補修方法での施工が必要です。
サイディング
サイディング外壁が剥がれてしまった場合は、剥がれの度合いによって補修方法が異なります。
サイディングの経年劣化による小さな剥がれは、パテやコーキングで補修できますが、全体を塗装して再発を防止する必要があります。
広範囲で剥がれている場合は、塗装だけでは不十分です。
カバー工法(重ね張り)や張り替えによる補修が必要です。
塗装後の不具合を避けるためにも、適切な補修方法を選択しましょう。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板における塗装の剥がれとは、塗膜の付着力が無くなることにより、塗装が剥がれ落ちる現象です。
塗装が剥がれる原因は、外部的な圧力や下地処理の不備などが考えられます。
塗装のはがれを放置すると、ガルバリウム鋼板に錆びが発生し再塗装の面がザラザラになったり酷い場合は、穴が空いたりするので、定期的な塗り替えが必要です。
外壁材の保護や美観維持、防水効果を高めるためにも、塗り替えは重要です。
また、剥がれの度合いが広範囲である場合は、張り替えやカバー工法を検討しましょう。
外壁の剥がれをDIYで補修する方法
外壁の剥がれは、DIYでの補修が可能です。
ただし、外壁の補修は専門的な技術が必要な場合もあります。
大規模な剥がれや複雑な修復が必要な場合は、専門業者に依頼しましょう。
安全に作業を行い、適切な材料と道具を使用することも重要です。
必要なものを準備
外壁の剥がれをDIYで補修する際には、以下のものが必要です。
- クリーニング用具:剥がれた部分をクリーニングするために、ブラシやスポンジ、クリーナーなど
- 下地処理用具:モルタルやパテ、コーキング材、ヘラやスパチュラ、サンドペーパーなど
- 塗料:補修した箇所と周囲の色を合わせるための塗料
- 保護具:作業中に手や目を保護するための手袋やゴーグルなどの保護具
- はしご
- 清潔な布
さらに、補修作業に必要な道具も準備しましょう。
例えば、ヘラやスパチュラ、サンドペーパー、ペンキ用のハケ、ローラー、スプレーガンなどです。
これらの道具や材料を準備し、安全に作業を行いましょう。
洗浄して古い塗装を剥がす
外壁の剥がれをDIYで補修するにあたり、洗浄して古い塗装を剥がします。
剥がれた部分を洗浄するために、ブラシやスポンジ、クリーナーなどを使用します。
汚れや古い塗装をしっかりと落とすことが重要です。
ただし、高圧洗浄などの強い圧力で洗浄すると、表面を傷つけてしまうことがあるため、適度な圧力で行うことが重要です。
古い塗装が剥がれている場合は、剥がした部分をサンドペーパーやシャープナーなどでなめらかにします。
ただし、作業に慣れていない場合や、大規模な修復が必要な場合は、専門業者に依頼しましょう。
塗装を行う
塗料は外壁材に合わせたものを選びましょう。
塗料の種類によって下地処理が必要な場合があります。
また、塗装は下塗り(プライマー)、中塗り、上塗り(トップコート)の3段階で施工するのが一般的です。
塗料の選択には、専門家からのアドバイスを仰ぐことも重要です。
塗料を使用する前に、十分にかき混ぜて均一な状態にします。
必要に応じて薄め液を加える場合もありますので、塗料缶の指示に従って準備することが重要です。
塗装する前に、塗りたい部分の周囲をマスキングテープなどで保護します。
均等に塗布するために、ペンキ用のハケやローラーなどを使って塗料を塗ります。
塗る方向や重ね塗りの回数は、塗料の指示に従って行うことが重要です。
塗装が完了したら、塗料が完全に乾燥するまで待ちます。
乾燥時間は気温や湿度によって異なるため、指示に従って待ちましょう。
乾燥後、必要に応じてサンドペーパーなどで表面をなめらかにし、仕上げを行って完了です。
外壁補修を業者に依頼した方がよいケース
外壁補修を業者に依頼した方が良いケースは、以下のようなものが考えられます。
- 外壁のシーリング打ち替え
- 外壁の全面塗装
- 外壁材の交換
どのケースにおいても非常に専門性が高いため、DIYで行うことはおすすめできません。
プロの業者に依頼することで、安全性や仕上がりのクオリティーも確保されるのでおすすめです。
外壁のシーリング打ち替え
シーリングは外壁の接合部や隙間に使用される防水材です。
時間の経過や気候の変化により劣化し、亀裂や剥がれが生じることがあります。
そのため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、シーリング打ち替えは正確さと慎重さが求められる作業です。
専門的な知識や経験が必要な場合もあるため、自信がない場合は専門業者に依頼しましょう。
外壁の全面塗装
外壁の全面塗装は、風雨や紫外線などから外壁を保護するために重要なメンテナンス作業です。
また、外壁の塗装には専門的な技術や塗料の知識が必要です。
大規模な修復が必要な場合や高所作業が必要な場合は、専門業者に依頼しましょう。
外壁材の交換
外壁材の交換は、劣化や損傷がある場合に行われる必要があります。
外壁材の交換は専門的な作業であり、安全性と正確性が求められます。
必要に応じて専門家に相談し、作業を行うことが重要です。
外壁の剥がれの補修を業者に依頼する場合の費用相場
外壁の剥がれの補修を、業者に依頼する場合の費用相場について解説します。
外壁の剥がれの補修は、剥がれの度合いによって部分補修で済ませられるか、全面補修が必要になるかによって費用相場は大きく変わってくるでしょう。
- 外壁塗装:約2,000円〜5,500円/㎡
- カバー工法(重ね張り):約3,500円〜8,000円/㎡
- 外壁の張り替え:約4,500円〜9,000円/㎡
いずれの工事にも、足場の設置・撤去費用や諸経費がかかります。
また、外壁の塗装面積によっても費用は左右されるので、しっかり見積もりを確認することが重要です。
外壁補修の一般的な工事期間
外壁補修の一般的な工事期間は、部分補修か全体補修のどちらかを選択することで変わってくるでしょう。
部分補修の場合は、最短で1日程度で工事は完了します。
ただし、補修が必要な外壁の広さや外壁の状態によって1週間程度かかる場合もあります。
全体補修の場合は、1週間から2週間ぐらいは必要です。
また、季節の影響によって工事期間が変わることもあります。
例えば、塗装を梅雨の時期に行わなければならない場合、塗料が乾燥しにくいので期間が延長されるかもしれません。
外壁塗装は、気温が一定で空気が乾燥している時期が適していると言えるでしょう。
DIYできない外壁補修は業者に依頼しよう
DIYできない外壁補修は業者に依頼することが重要です。
外壁補修には、高い専門性が求められる場合があります。
例えば、外壁材の交換やシーリング打ち替え、全面塗装などは、道具や知識が必要であると同時に、高所作業など危険が伴うこともあります。
そのため、DIYで行うことは危険が伴い、正しい方法で行わなければ効果を得られない場合があるのです。
業者選びには、信頼性や実績、価格などを比較し、適切な業者を選ぶことが大切です。
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