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折板屋根とは?メリットやデメリット、メンテナンス方法を解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • 折板屋根の特徴や種類を知りたい
  • 折板屋根のメリットやデメリットを知りたい
  • 折板屋根のメンテナンス方法やその費用を知りたい

上記のように考えているかもしれません。

今回は、そんなあなたに向けて「折板屋根の施工方法の種類やメリット、メンテナンス方法」などをお伝えしていきます。

折板屋根とは?

折板屋根とは、厚さ1mm前後の鋼板で成形された波型の表面が特徴の屋根材です。

材料には主にガルバリウム鋼板が使用され、波型に加工することで平面型の屋根材よりも高い耐久性を持たせているのが大きな特徴です。

その耐久性の高さから、工場や倉庫などの大型建築物から車庫などの身近な屋根にまで用いられています。

2000年代初期には、粘板岩を薄い板状に加工したスレート素材の屋根材が工場に使用されていました。

しかし、アスベストが含まれている点や、吸水性が高く雨漏りにつながりやすいことから、近年は折板屋根が採用されるケースが増えています。

折板屋根の施工方法の種類

折板屋根の施工方法には、以下の3種類があります。

折板屋根 種類

それぞれの特徴を解説します。

重ねタイプ

重ねタイプは、躯体と屋根材の折板をつなぐタイトフレームのボルトに2枚の鋼板を重ねてナットで固定する施工方法です。

ボルトとナットで鋼板を固定することで、耐風性を持たせているのが特徴です。

主に駐輪場や車庫などの小規模な屋根に用いられる工法で、風を遮るものが少ない平坦な場所や、海沿いの地域でも強靭性を発揮します。

ただし、ボルトが露出し雨ざらしの状態で錆が発生しやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。

はぜ締めタイプ

はぜ締めタイプは、タイトフレームの金具を2枚の鋼板で挟み、はぜ(鋼板の折り曲がり部分)を電動シ-マ-で締めて固定する施工方法です。

ボルトナットを固定する重ねタイプと異なり、屋根材に穴を開けてないため、雨水が侵入しにくく防水性に優れています。

また、ボルトを使用しない分、費用を抑えられる点も特徴のひとつです。

そのため、比較的面積の大きい建物で用いられる工法です。

ただし、重ねタイプと比べると物理的な固定強度が弱く、風に弱い特徴もあります。

嵌合タイプ

嵌合タイプは、2枚の鋼板を吊子という金具でタイトフレームに固定し、継ぎ目をキャップで覆う施工方法です。

継ぎ目のボルトが覆われており屋根面に露出しないため、美観性にこだわる方におすすめです。

また、鋼板は左右対称の断面になっており、どの方向からでも葺けるため、自由度の高いデザインにできます。

しかし、ボルトやキャップを使用する分、重ねタイプやはぜ締めタイプと比べて費用は高めです。

折板屋根のメリット

折板屋根のメリットは、以下の3つです。

折板屋根 メリット

ひとつずつ具体的にみていきましょう。

軽量かつ高耐久

折板屋根の材料には、主にガルバリウム鋼板が用いられます。

ガルバリウム鋼板は、金属材のなかでも軽量で建物への負担が少ないことから、一般住宅から工場まで、幅広い建物に採用されている屋根材です。

また、折板屋根ではそのガルバリウム鋼板を波型に加工することで強度を向上させ、高耐久を実現しています。

ガルバリウム鋼板の耐用年数は約20〜30年と、ほかの屋根材と比較しても高寿命である点もメリットのひとつです。

デザインの自由度が高い

折板屋根は、さまざまな条件に合わせて設置できる対応力の高い屋根材です。

折板屋根に用いられるガルバリウム鋼板は加工しやすく、湾曲加工など幅広いデザインに対応できます。

加えて、100mを超えるような大型の工場や倉庫にも施工可能で、その自由度の高さから、東京ビッグサイトといった大型施設でも採用されています。

工期が短く費用が安い

折板屋根は、タイトフレームを使って躯体と鋼板を固定します。

屋根材の下地に葺く野地板が不要なため、その分施工工程が少なく、他の施工方法と比較して工期が短めです。

また、施工工程の少なさは、人件費や材料費などの費用削減にもつながるため、コストパフォーマンスにも優れた屋根材といえるでしょう。

折板屋根のデメリット

折板屋根にはさまざまなメリットがある一方で、以下のデメリットがあります。

折板屋根 デメリット

それぞれ解説します。

断熱性が低い

折板屋根は鋼板の下に野地板を葺かない工法で、室内に外気が届きやすいデメリットがあります。

加えて、金属屋根は熱が伝わりやすいため、室内環境は夏は暑く、冬は寒くなりがちです。

そのため、猛暑地や寒冷地の建物に折板屋根を採用する際は、屋根材を二重にする、遮熱材や断熱材を用いるなどの対策が必要な場合があります。

錆びやすい

折板屋根に使われるガルバリウム鋼板は、ほかの金属製の屋根材と比べると錆びに強い特徴がありますが、錆びが発生しないわけではありません。

特に雨が多い地域や、塩害のある沿岸部の建物は錆が発生しやすいので、定期的にチェックしましょう。

また、鋼板を固定するボルトナットの錆びにも注意が必要です。

ボルトナットの錆が原因で屋根に穴あきが起こり、雨漏りが発生するケースは少なくありません。

折板屋根は野地板がないため、穴が空いていると雨が直接屋内に侵入してしまいます。

たとえば、工業用機械が置かれた工場の場合、雨漏りによって機械が故障してしまうリスクも考えられます。

そのため、耐久性の高いガルバリウム鋼板の折板屋根でも安心せずに、定期的なメンテナンス・リフォームを行いましょう。

折板屋根のリフォーム・メンテナンス方法

折板屋根のリフォーム・メンテナンス方法には、以下の3種類があります。

折板屋根 リフォーム・メンテナンス方法

ひとつずつ費用や工期、耐用年数について解説します。

屋根塗装

屋根塗装は、錆や色あせを修復する際に行うメンテナンス方法です。

再塗装することで防水性が回復し、美観性も保たれます。

具体的に以下の手順でメンテナンスを行います。

折板屋根 屋根塗装 手順

費用:50㎡の場合、20万円

工期:5日間ほど

耐用年数:10年〜15年(使用する塗料による)

屋根カバー工法

屋根カバー工法は、既存の屋根材に新しい屋根材を重ねるリフォーム方法です。

経年劣化や錆の進行が激しく、屋根塗装では修復できない場合に行います。

屋根材が二重になるため、断熱性や防水性が高まります。

一方で、屋根の重みが増して耐震性が低下してしまう恐れがあるので、建物の状態を加味して実施の検討が必要です。

費用:8,000~10,000円/㎡

工期:3日〜5日間ほど

耐用年数:20〜25年ほど

葺き替え工事

葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を設置するリフォーム方法です。

小規模の劣化であれば、屋根カバー工法で修復可能です。

しかし、屋根材の交換が必要なほど大規模な損傷の場合は、葺き替え工事で修復します。

新品の屋根材を設置することで、耐用年数が長くなる点がメリットです。

ただし、既存の屋根材の撤去費や新品の屋根材の費用など、屋根塗装や屋根カバー工法よりも費用がかかる点に注意が必要です。

費用:20,000~25,000円/㎡(処分費込み)

工期:14日間ほど

耐用年数:20〜25年ほど

折板屋根の施工・メンテナンスならリメイクホームにおまかせください!

折板屋根 まとめ

折板屋根の折板屋根の施工方法の種類やメリット、メンテナンス方法まで解説しました。

私たちリメイクホームは、愛知県を中心に屋根塗装や外壁塗装、リフォームを手がけています。

お見積もりやお問い合わせは、ぜひお気軽にご連絡ください!

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