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軒天の塗装方法は?役割や劣化のサイン、費用を解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • 軒天の塗装方法を知りたい
  • 軒天のそもそもの役割を知りたい
  • 軒天の劣化のサインを知りたい

上記のように考えているかもしれません。

今回は、そんなあなたに向けて「軒天の塗装方法や役割、劣化のサイン、費用」などをお伝えしていきます。

軒天(軒下・軒裏)の役割は

軒天とは、外壁から外側に飛び出した屋根(軒)の裏側の天井にあたる部分を指しており、 別称で「軒下」「軒裏」などとも呼ばれています。

軒天には、住宅を守るための重要な役割が2つあります。

重要な役割の1つは、外壁に直接雨風が当たらないようにすることです。

軒天はいわば、外壁に対する傘のような役割を担っています。

もう1つは、火事が起きた際に燃え広がるのを防ぐ役割です。

火災が燃え広がるときは、2階の炎が窓から屋根に移るケースがほとんど。

そこで軒天でふさぐことで、屋根への炎の延焼を防げます。

また、隣家が火事になった場合にも、軒天は住宅を守ってくれます。 

以上2つの役割から、軒天は住宅を守るために欠かせない部材であることが分かります。

さらに、屋根裏の換気や天井裏を見えないようにする目隠しの役割などがあります。

軒天の素材とメンテナンス方法

軒天の素材は、大きく分けると2つあり、ケイカル板などの不燃材系、ベニヤ板などの木材系に分かれます。

最近建てられた住宅では、軒天のほとんどに不燃材系の材料が使われています。

その理由は、軒天には火事が起きた場合に燃え広がるのを少しでも遅らせる役割があり、不燃材を使用するのが望ましいからです。

ここでは、不燃材系、木材系それぞれの特徴や、軒天を長持ちさせるためのメンテナンス方法についてご紹介します。

ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)不燃材系

ケイカル板とは、ケイ酸カルシウム板の略称で、ケイ酸質原料、石灰質原料、補強繊維を主な原料とした国土交通省認定の不燃建材です。

ケイカル板は、主に建物の外壁や内装材で、現在ではベニヤ板の代替として使われていることが多くなっています。

ケイカル板のメンテナンス方法は、再塗装が一般的で、劣化の度合いがひどい場合には張り替えを行います。

また、ケイカル板以外の不燃材系の材料は、鉱物を抽出し終わったスラグと石膏を混ぜ合わせたスラグ石膏板、セメントと繊維補強からなるフレキシブルボードがあります。

ベニヤ板 木材系

古い住宅の場合、軒天の部分にベニヤ板が張られているのをよく目にします。

ベニヤ板はとても安価なため、住宅のあらゆるところに使われてきましたが、本来軒天には不向きといえる建材です。

その理由は、ベニヤ板は木材であるため水と火に弱いからです。

湿気によって軒天が腐食することがあり、軽微な腐食であれば塗装で補修することもできます。

ベニヤ板以外の木材系の材料は、合板に木目調のプリントが施されているプリント合板、等間隔に細かい穴が空いている有孔ボードなどがあります。

塗装工事が必要な軒天の劣化サイン

軒天の部分に、次のような劣化サインを見つけたら塗装工事が必要です。

  • 汚れの付着・色褪せ
  • 剥がれ
  • カビや藻の繁殖
  • 雨漏りによるシミ

上記の劣化サインが出た場合、どのように対処したらよいか詳しく解説していきます。

汚れの付着・色褪せ

軒天は屋根の裏側にあるので、直接的に日光や風雨が当たることはありません。

しかし、日光の照り返しや、長い間風雨にさらされると、汚れが付いたり色が褪せることがあります。

軒天に汚れが付いたり色褪せした状態なら、まだ緊急性は低いです。

軒天の表面に汚れがついていたら、清掃や洗浄でキレイに落とせます。

また、色褪せ程度であれば、今後の予防のために塗装するのも効果的です。

剥がれ

軒天の表面に塗装が施されており、塗装した塗膜が剥がれているのを見つけたら、再塗装が必要な劣化サインです。

塗膜が剥がれる原因は、経年劣化と施工不良が考えられます。

施工後数年で剥がれてきた場合は、施工不良の可能性が高いです。

塗装が剥がれたまま放置しておくと、軒天本来の機能がなされず、剥がれたところから雨水がしみ込んでしまうと腐食の原因になりかねません。

腐食してしまったら塗装ではどうにもならないので、剥がれを見つけ次第再塗装することをおすすめします。

カビや藻の繁殖

軒天部分には直接日が当たらないので、湿気がこもりやすくなります。

湿気がこもっていると、カビや藻の繁殖を活性させることになり、軒天の劣化を早めてしまいます。

カビや藻の繁殖が小規模であるなら除去するのは簡単ですが、軒天内部の木材にまで根を張ってしまうとかなり厄介です。

このような場合、カビや藻を根こそぎ除去してから再塗装が必要になります。

カビや藻の除去はかなり大掛かりな補修作業なので、軽微な状態で発見できるよう、定期的な確認が重要です。

雨漏りによるシミ

軒天にシミができている場合、屋根から雨漏りしている可能性がとても高いです。

シミができていたら、軒天だけではなく屋根に何らかの不具合が生じている可能性があります。

また、雨といが破損していることもシミの原因として考えられます。

軒天のシミを見つけたら、すぐに業者へ連絡し点検してもらいましょう。

軒天の腐食はもちろん、建物全体に影響を与えることもあるので、迅速な対応が必要です。

軒天塗装の方法

軒天の塗装方法は、一般的に以下の手順が推奨されています。

  • 軒天の表面を洗浄する
  • 軒天の表面を研磨する
  • 下地処理をする
  • 塗料を塗る

塗装で対応できないようなベニヤ板の剥がれなどは、軒天の張り替えが必要です。

軒天の素材や状態によっては、異なる手順が必要な場合があります。

軒天の表面を洗浄する

水と中性洗剤を使用して、軒天の表面を洗浄します。

汚れが軽微なものであれば、高圧洗浄機を使用すると作業時間が短縮できます。

表面を洗浄したら、付着している汚れやカビを取り除き、軒天の表面をしっかり乾燥させます。

軒天の表面を研磨する

軒天の表面を研磨用のペーパーを使用して研磨し、表面を滑らかにします。

研磨作業には、サンドペーパーを使用するのが一般的です。

下地処理をする

塗料がしっかり密着するように下地処理を行います。

塗膜が剥がれている場合は、古い塗膜を削り取る必要があります。

下地処理は、塗装を行う際に最も重要な工程です。

下地処理をしっかり行わないと、塗料が乗らないのはもちろん、かえって劣化を早めてしまう可能性があります。

下地の状態によっては、下地処理剤や左官による作業が必要となる場合があります。

塗料を塗る

軒天を塗装する場合、塗料は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが推奨されています。

ただし、左官による下地処理を行った場合は、補修の跡が見えてしまうため、塗料の厚みを増したり塗装の回数を増やすこともあります。

1回塗装したら、次の塗装を行う前にしっかり乾燥させることが重要です。

軒天塗装にかかる費用

一般的に、軒天塗装にかかる費用は、1平方メートルあたり500円から1,500円程度が相場です。

ただし、塗装する面積、塗料の種類、依頼した業者によって費用が異なる場合があります。

費用相場を知っておくことで、業者から提示された見積もりが高いかどうかを把握することができます。

また、見積もりは複数の業者からもらうことが重要です。

最低でも3社以上から見積もりをもらうようにしましょう。

軒天塗装の色の決め方

軒天塗装で使用される塗料の色は、圧倒的に白色が多いです。

なぜなら、白色が屋根や外壁の色に左右されず周囲との調和を図れる色だからです。

白色を選ぶのが一番無難ですが、他の色を選ぶ場合は建物のデザインや素材に合った色を選びましょう。

最終的な判断は建物の所有者ですが、塗装する前に業者としっかり相談して決めることが重要です。

どうしても色が決まらない、色を選ぶのに迷ったら、白色を選ぶことをおすすめします。

軒天塗装のおすすめ塗料

軒天塗装におすすめの塗料は、次の4つが挙げられます。

  • シリコン樹脂塗料
  • フッ素樹脂塗料
  • アクリル樹脂塗料
  • ウレタン樹脂塗料

各塗料の特徴、メリットについて解説します。

シリコン樹脂塗料

シリコン樹脂塗料は、防水性や耐久性が高く、汚れやカビにも強い塗料です。

また、耐薬品性にも優れており、色褪せもしにくいため、長期間美しい仕上がりを保つことができます。

塗りやすく、乾燥時間も短いため、施工性がよい塗料として多くの住宅で使われています。

色のバリエーションも豊富で、外壁のデザイン性を高めることができます。

ただし、塗料のコストが高いので、使用するには他の塗料と比較することも大事です。

フッ素樹脂塗料

フッ素樹脂塗料は、紫外線に強く、耐久性も高いため色褪せしにくいという特徴があります。

また、表面が滑らかで撥水性にも優れているため、雨水や汚れが付きにくく、メンテナンスがしやすい塗料です。

さらに、酸やアルカリにも強く、耐火性が高いので高い建物に使われる塗料です。

ただ、フッ素樹脂塗料もコストが高めなのが欠点といえるでしょう。

アクリル樹脂塗料

アクリル樹脂塗料は、塗料の価格が比較的安価で、施工性がよい塗料です。

耐久性が高く、長時間にわたって色褪せや塗膜の剥がれも起きにくいです。

水性塗料の一種であり、塗装しやすく乾燥が早いというメリットがあります。

また、防カビ効果も高いため、湿気が多い場所に適しており、日が当たらない場所の軒天の塗装には向いています。

ただ、アクリル樹脂塗料は汚れが付きやすいため、メンテナンスの回数は他の塗料より多めです。

ウレタン樹脂塗料

ウレタン塗料は、耐久性が高く優れた光沢感があるため、美しい仕上がりを求める場合に適した塗料です。

また、耐候性にも優れており、長期間色褪せすることもありません。

塗装した後の表面は硬く、傷にも強いので、一般的には木材や金属に使用される塗料です。

汚れが付きにくく、汚れを落としやすいため、メンテナンス性の高いのもメリットの1つです。

ただし、塗料のコストはアクリル性塗料よりも高くなります。

軒天塗装の注意点

軒天塗装において、注意点が2つあります。

  • 高所での作業は落下のリスクが高いためDIYは危険
  • 塗装だけでは修復できない劣化もある

軒天塗装において、注意するポイントについて解説していきます。

高所の作業は落下のリスクが高いためDIYは危険

軒天は、屋根の一番端にあるとはいえ、塗装するには高い場所での作業になります。

したがって、高い場所で作業を行うために足場を組んでから作業を行います

落下のリスクを考えると、自分だけで作業するのはとても危険です。

軒天塗装を行う場合は、プロの業者に依頼して施工してもらいましょう。

塗装だけでは修復できない劣化もある

木材系の軒天に多く見られますが、塗装だけでは修復できない劣化症状があります。

木材が剥がれていたり、腐食が進んでいたら塗装では修復できません。

軒天の腐食が軽微なものであれば塗装でも補修できますが、腐食の程度が進行している場合は塗装で修復するのは難しいです。

軒天の剥がれや腐食が進んでいる場合は、塗装ではなく軒天の張り替えが必要です。

軒天の塗装はリメイクホームにおまかせください!

軒天 塗装

ここまで、軒天塗装についてその役割やメンテナンスの方法、軒天塗装にかかる費用、おすすめの塗料などについて解説してきました。

軒天には、みなさんが住んでいる家を雨や紫外線から守るという重要な役割があり、もし軒天に不具合が起きていたら雨漏りなどの被害につながることもあるでしょう。

したがって、軒天に何らかの劣化サインが見つかったら、放置せずに業者へ連絡し、点検してもらうことが大事です。

私たちリメイクホームは、愛知県を中心に外壁塗装や屋根塗装、リフォームを手がけています。

お見積もりやお問い合わせは、ぜひお気軽にご連絡ください!

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