この記事を読んでいるあなたは、
- 外壁張り替えの費用や施工事例を知りたい
- 外壁張り替えのメリットやデメリットを知りたい
- 外壁張り替えの外壁塗装や外壁カバー工法との違いを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「外壁張り替えの施工事例やメリット、デメリット、おすすめの外壁材」などをお伝えしていきます。
外壁張り替え・外壁塗装・外壁カバー工法を徹底比較
外壁リフォームには、以下の3種類の工法があります。
それぞれの特徴や費用、工期、耐用年数を解説します。
費用相場
外壁リフォーム別の費用相場は、以下のとおりです。
部材を多く使い、既存の外壁の撤去費もかかる外壁張り替えは、もっとも費用が高いです。
費用を抑えてリフォームしたい方は、外壁カバー工法や外壁塗り替えがおすすめです。
しかし、劣化が激しいにも関わらず、カバー工法で済ましてしまうと、建物に負荷がかかり、最悪の場合倒壊してしまう恐れがあります。
そのため、劣化症状に合わせた適切なリフォームが重要です
工期
外壁リフォーム別の工期は、以下のとおりです。
大規模な工事になる分、外壁張り替えは1ヶ月程度、外壁塗り替えは、2週間ほどの工期がかかります。
外壁カバー工法は、既存の外壁の撤去が不要なため、外壁張り替えよりも工期が短く、5日間ほどで完了します。
外壁のリフォームを検討している方は、上記の工期を目安に、まとまった日数を確保するようにしましょう。
耐用年数
外壁リフォーム別の耐用年数は、以下のとおりです。
耐用年数を過ぎると、外壁に劣化が生じやすくなります。
また、上記の耐用年数はあくまで目安です。
立地条件によっては上記の耐用年数よりも早く劣化が進行する恐れがあります。
そのため、一度リフォームして終わりではなく、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
外壁張り替えの特徴
外壁張り替えは、既存の外壁材を撤去し、新しい外壁材に張り替える工法です。
外壁に外壁塗装や外壁カバー工法では修復できないほどの、広範囲な劣化がみられる場合に行います。
メリット
外壁の張り替えはいくつかメリットがあります。
1つ目は、建物の美観向上が期待できます。
外壁は建物の外観の印象を大きく変えます。
古くなったり、劣化した外壁は建物全体の印象を損ねるため、外壁を新しく張り替えることで建物の外観が一新され、印象をよくすることができます。
2つ目は、防水効果や防湿効果が高まり雨水や湿気の侵入を防ぎます。
防水性や防湿性が向上することで、内部の壁や構成材を保護し、建物の耐久性を向上させることができます。
他にも、断熱性能や耐震性などが向上するなど、様々なメリットがあります。
デメリット
外壁張り替えのデメリットは、施工費用が高い点と廃材が発生することにより環境に負荷がかかる点です。
既存の外壁材の撤去を行うため、撤去及び処分費や外壁材の材料費など、外壁塗装・外壁カバー工法よりも費用がかかります。
また、工数が多い分、工期が長くなってしまう点もデメリットといえるでしょう。
施工費用や工期に不安がある方は、専門業者に相談がおすすめです。
施工事例
外壁塗装の特徴
外壁塗装は、外壁に色あせや塗膜の剥がれ、ひび割れ(クラック)がみられた際に行う工法です。
これらの症状は、外壁や塗装の経年劣化によって起こります。
防水性能が低下しているサインでもあるので、再塗装を行い防水性を回復させましょう。
メリット
外壁塗装のメリットは、比較的安価な費用で耐用年数を向上させられる点です。
外壁塗装は、外壁カバー工法や外壁張り替えのように新しい外壁材を使用しない分、費用を抑えて実施できます。
加えて、耐用年数の長い外壁塗料を使用すれば、20年以上の高寿命を実現できます。
外壁塗装に使用される外壁塗料は、以下のとおりです。
外壁塗料にはさまざまな種類があるので、希望の性能や色合い、価格帯があれば、専門業者に相談して選定してもらいましょう。
デメリット
外壁塗装のデメリットは、既存の外壁の状態により施工が出来ないケースがあります。
外壁塗装は、外壁の色あせや塗膜の剥がれといった小規模な劣化であれば施工可能です。
一方で、広範囲にひび割れ(クラック)や外壁の剥がれがある場合は、外壁塗装では修復できない場合があります。
このようなケースでは、外壁カバー工法や外壁張り替えなどの工法で修復を行います。
劣化症状によって実施する工法は異なるので、外壁に劣化がみられたら専門業者に点検してもらい、適した工法で修復してもらいましょう。
施工事例
外壁カバー工法の特徴
外壁カバー工法は、既存の外壁材の上に新しい外壁材を重ねて修復する工法です。
外壁塗装では修復できない症状の修復に用いられます。
メリット
外壁カバー工法のメリットは、劣化症状の修復だけでなく、費用を抑えて断熱性や遮音性を向上させられる、大幅なデザイン変更が可能な点です。
既存の外壁材はそのまま活かす工法なので、撤去費や廃材処理費はかかりません。
加えて、外壁が二重になる分、断熱性や遮音性が高まります。
そのため、冬の寒さが厳しい寒冷地や、道路沿いなどの騒音の多い場所に建っている建物におすすめです。
デメリット
外壁カバー工法のデメリットは、外壁の重みが増し、耐震性が低下する恐れがある点です。
外壁カバー工法は、外壁を二重にする工法なので、住宅への負担増が懸念されます。
とはいえ、ほかの外壁材よりも軽量な金属サイディングを採用することで耐震性低下のリスクは抑えられます。
外壁材には以下のような種類があるので、重さだけでなく、性能や価格なども考慮して選定しましょう。
どの外壁材が適しているかわからない方でも、専門業者に依頼すれば、丁寧に教えてもらえます。
施工事例
外壁張り替えにおすすめの外壁材
外壁張り替えにおすすめの外壁材は、以下の5つです。
それぞれの特徴を解説します。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、日本の市場シェアの約70%を占める外壁材です。
ほかの外壁材と比べて流通量が多いため比較的安価で、費用を抑えて採用できます。
成型は、セメントに木質系の繊維を混ぜ、型に流し込んで行うため、柄や模様などのバリエーションが豊富です。
また、不燃または準不燃材料が使用されているため、防火性にも優れています。
窯業系サイディングは、デザインや色合いを重視したい方や、低コストで外壁張り替えを行いたい方におすすめです。
金属サイディング
金属系サイディングは、金属板と断熱効果のある裏打材で構成された外壁材です。
主に、ガルバリウム鋼板から作られたものが普及しています。
軽量であることから建物への負担が少なく、外壁張り替えだけでなく、外壁カバー工法でも採用されています。
また、水分を吸収しにくい特徴もあり冷害に強いため、寒冷地の住宅にもおすすめです。
レンガ調やブロック調といったデザインの金属サイティングも増えてるので、デザイン重視の方でも採用できるでしょう。
モルタル外壁
モルタル外壁は、自由度の高いデザインが特徴の外壁材です。
セメントと砂に水を加えた塗材を使って波模様をつけたり、タイルを貼り付けるなど好みのデザインに仕上げられます。
また、窯業系サイディングや金属サイディングのようなパネルではないため、シーリングの劣化を気にする必要がありません。
施工に時間はかかりますが、自分好みのデザインにしたい方におすすめです。
ALC
ALCは、Autoclaved Light weight aerated Concreteの略称で、コンクリートに発泡剤を混ぜて作られる「軽量気泡コンクリート」の外壁材です。
内部に気泡が含まれているため非常に軽量で、熱伝導率が低く、断熱性が高いのが特徴です。
加えて、鉄筋などで補強されており、耐震性や遮音性にも優れています。
このような作業性と性能の良さから、一般住宅だけでなく、公共施設や文化財保存施設にも採用されています。
耐用年数も50年以上と非常に長く、長寿命な外壁材を採用したい方におすすめです。
タイル
タイルは、粘土や無機質などの原料を高温で焼き固めた外壁材です。
無機質材からできているため、サイディング外壁と比べて耐久性・耐候性に優れています。
また、傷がつきにくく、塗装の色あせの心配もないため、景観美を重視したい方におすすめです。
重厚感も味わえることから、デザイン性の高い住宅に仕上げられるでしょう。
外壁リフォームをお得に行う方法
外壁リフォームをお得に行う方法は、以下の3つです。
それぞれ解説します。
屋根リフォームとあわせて行う
外壁リフォームと屋根リフォームでは、作業員が施工するための「足場」を設置します。
この足場は「足場代」として費用に計上されますが、外壁リフォームと屋根リフォームを分けて行うと、2回分の足場代がかかってしまいます。
外壁リフォームと屋根リフォームをまとめて行えば、足場代は1回分です。
外壁と屋根の耐用年数はほぼ同じで、同時期のリフォームが必要なるケースが多いので、トータルコストを抑えたい方は検討してみましょう。
耐用年数の長い塗料を使う
外壁塗装には、耐用年数の長い塗料がおすすめです。
長寿命の塗料は、耐用年数の低い塗料と比べて高価なため、1回あたりの施工費用は高くなります。
しかし、トータルのリフォーム回数を減らせるため、人件費や足場代も抑えられ、長期的な視点で見れば結果的にお得になります。
耐用年数の長い塗料としては、フッ素塗料や無機塗料がおすすめです。
フッ素塗料や無機塗料は耐薬品性・耐候性に優れた塗料です。
耐用年数が15年以上と長寿命なため、一般住宅だけでなく、頻繁に塗り替えができない公共施設やスカイツリーでも採用されています。
助成金を利用する
自治体によっては、外壁張り替え工事が助成金の対象になる場合があります。
条件や助成金の有無は自治体ごとに異なるため、まずは確認をおすすめします。
不明点があれば、お住いの地域の専門業者に相談してみましょう。
専門家なので丁寧にわかりやすく教えてもらえます。
外壁リフォームならリメイクホームにおまかせください!
外壁張り替えの費用やメリット、外壁塗装・外壁カバー工法との違いまで解説しました。
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