この記事を読んでいるあなたは、
- 室内のペンキの臭いがいつまで残るかを知りたい
- 室内の臭いの対策方法を知りたい
- 室内のペンキの施工の流れを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「室内のペンキの臭いがいつまで残るか、臭いの対策、施工の流れ」などをお伝えしていきます。
室内のペンキの臭いはいつまで残る?
室内に残ったペンキ・塗料の臭いは、2~3日で消えることもあれば1週間以上消えないこともあります。
日数に幅があるのは、使用する塗料の種類によって臭いの強さに違いがあるためです。
また塗装する時期や天候、塗装面積などによっても異なり、ペンキが完全に乾くまでに時間がかかる場合は臭いが残りやすくなります。
たとえば、「湿度が高い時期」に「臭いの強いペンキ」を「室内の広範囲」で使用すると、1週間以上は臭いに悩まされる可能性があるので注意が必要です。
小さなお子様のいる家庭や、室内でペットを飼っている家庭の場合は特に注意しましょう。
臭いを対策する方法
室内のペンキの臭いの対策方法は主に次の4つです。
- 臭いの少ないペンキを選ぶ
- 換気する
- 臭いが気になる期間は外出する
- 防臭効果の高いマスクを着用する
それぞれ詳しく説明していきます。
臭いの少ないペンキを選ぶ
室内のペンキの臭いが気になる場合は、臭いの少ないペンキを選ぶことが大切です。
ペンキの臭いの原因は、揮発して空気中に拡散しやすい有機化合物「VOC」で、油性塗料の希釈に使用するシンナーなどに含まれています。
そのため、油性塗料の場合はVOC含有量の少ないペンキを選ぶとよいでしょう。
一方、水性塗料であればほとんどシンナーを含まないため、臭いが気になる場合は水性塗料を選ぶのもおすすめです。
また、「F☆☆☆☆」(エフ・フォースター)規格の製品であれば、刺激臭のあるホルムアルデヒドの発散量が抑えられているため、臭いの少ないペンキ選びのポイントの一つとして覚えておくとよいでしょう。
換気する
室内にこもったペンキの臭いをできるだけ早くなくすには、換気するのが一番です。
窓やドアを開け、室内の空気を入れ替えるようにするとよいでしょう。
なお、臭いのもととなる成分には足元にたまりやすい性質があります。
扇風機を使う場合は、足元の空気を外に追い出せるような位置に置くことをおすすめします。
ただし、外からの風の流れや強さによっては臭い成分を外に出しにくくなるので、風向きなどを考慮して換気することが大切です。
臭いが気になる期間は外出する
ペンキの臭いが気になる期間だけ外出するのもおすすめです。
室内の塗装作業を行っている間や、ペンキの臭いが残っている間だけ、ご自宅以外の場所で過ごすことも検討しましょう。
小さなお子様のいる家庭の場合は、臭いが気になる期間だけ実家やホテルなどを利用する方法もあります。
室内でペットを飼っている場合は、ペットと一緒に一時的に別の場所で生活したり、ペットホテルに預けたりするなどで臭い対策をするとよいでしょう。
ただし帰宅した時点でまだ臭いが残っている可能性があるため、帰宅したらすぐに換気をして空気を入れ替えることをおすすめします。
防臭効果の高いマスクを着用する
防臭効果の高いマスクを着用してペンキの臭いを乗り切る方法もあります。
高機能防臭フィルター内蔵タイプのマスクや活性炭マスクなど、市販の防臭マスクを試してみるのもよいでしょう。
ホームセンターやドラッグストアなどで購入できるので、ペンキの臭いが不安な方は用意しておくと安心です。
室内の施工の流れ
一般的な室内の塗装作業の流れは次の通りです。
- 既存の壁紙を剥がす
- 下地処理をする
- 塗装しないところを養生する
- 塗装作業を行う
- 養生を外す
ひとつずつ説明していきます。
既存の壁紙を剥がす
初めに行うのは既存の壁紙を剥がすことで、塗装する箇所の壁紙をすべて撤去していきます。
ビニールクロスの場合、ビニールクロスに対応した塗料であればそのまま塗装することも可能です。
ただしクロスの劣化を防ぐことはできず、クロスの張り替えの際になかなか剥がれなくなるというデメリットがあります。
美しい仕上がりにするためにも、クロスはすべて剥がすとよいでしょう。
下地処理をする
クロスを剥がしたら下地処理を行います。
下地処理は塗料の密着性を高めるために行う重要な作業です。
剥がしきれなかったクロスや汚れを丁寧に落とし、キズやへこみがある部分はパテなどを使って埋めていきます。
塗装しないところを養生する
マスキングテープやマスカーなどを使い、塗装面以外の箇所を養生します。
床や窓、ドア、エアコンや家具などに塗料が付着するのを防ぎ、美しい仕上がりにするためです。
また養生することで、壁面と床の境目部分などをまっすぐきれいに塗装することができます。
塗装作業を行う
塗装作業は「下塗り材の塗布」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本です。
下地の素材に適した下塗り材を塗布し、3~6時間ほどおいてしっかり乾かしてから中塗りの作業を行います。
中塗り後もしっかりと乾燥させ、上塗りを行って十分な厚みのある塗膜を作ります。
養生を外す
塗装作業が終わったら養生を外します。
この時点ではまだ塗料が完全に乾いていないので、さらに乾燥させて完成です。
室内塗装はDIYでも出来る?
室内塗装はDIYで行うことも可能です。
近年では費用を抑えるために、塗装に必要な道具をそろえて自分で塗装を行う人も増えています。
ただし塗装の知識や経験がない場合、すぐに塗膜が剥がれるなどの不具合につながることがあるので注意が必要です。
ここではDIYで室内塗装をするメリット・デメリットをご紹介しますので、DIYでの塗装を検討している方は参考にしてみてください。
DIYで室内塗装するメリット
DIYで室内塗装するメリットは次の3つです。
- 費用を抑えられる
- オリジナルの壁に仕上げることができる
- 自分のペースで作業できる
それぞれ詳しく説明していきます。
費用を抑えやすい
DIYで室内の壁を塗装する一番のメリットは、費用を抑えやすいことです。
塗装業者などに依頼すると、人件費などが発生するためどうしても高くなります。
その点DIYなら、塗装に必要な道具類や塗料にかかる費用だけで済むため、費用を抑えつつ室内の壁をキレイにすることが可能です。
また、塗装道具はすでに持っていて購入するのは塗料のみという場合は、さらに安く済ませることができます。
オリジナルの壁に仕上げることができる
DIYで塗装作業を行うと、オリジナルの仕上がりにすることができます。
壁に模様をつけたり絵を描いたりすることで、個性的な内装にすることも可能です。
また自分で仕上げることで、お住まいへの愛着が増すようになるでしょう。
自分のペースで作業できる
DIYでの室内塗装なら、自分のペースで作業を進めることができます。
プロの業者に依頼した場合、塗装作業が終わるまでの間、基本的にその部屋は使うことができません。
その点、DIYであれば部屋全体ではなく壁1面ずつ仕上げていくことができるため、生活する上で不便を感じにくいといえるでしょう。
また、業者が家の中に入ってくるわけではないので、普段通りに過ごすことができます。
DIYで室内塗装するデメリット
DIYで室内塗装すると次のようなデメリットがあります。
- プロによる塗装よりも完成度が低くなる
- 壁の状態によって塗装できないことがある
- 手間と時間がかかる
ひとつひとつ説明していきます。
プロによる塗装よりも完成度が低くなる
DIYでの塗装は、どうしてもプロによる塗装に比べて完成度が低くなりやすいです。
色ムラができたり、穴やキズのある個所が目立ってしまったりと、きれいな仕上がりにならない可能性があります。
また、塗膜を乾燥させている間にうっかり触ってしまい、あとから塗り直したら均一な仕上がりにならなかったという失敗も少なくありません。
美しく完璧な仕上がりを求めている方は、初めからプロに依頼するとよいでしょう。
壁の状態によって塗装できないことがある
既存の壁紙の表面や裏側にカビが発生している場合、通常の方法で塗装することはできません。
塗装前にカビを完全に除去しないと、せっかく塗装しても再びカビが生えて汚くなってしまう可能性があるからです。
また、壁紙の裏や壁内部にまで広がったカビをそのままにしておくと、やがて建物に悪影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。
市販のカビ取り剤などでカビを除去することも可能ですが、DIYで行うのは簡単なことではありません。
カビが発生している場合は、プロにカビの除去と塗装を依頼すると安心です。
手間と時間がかかる
DIYで室内塗装をするとなると、塗装作業以外にもするべきことが多く、意外と手間と時間がかかります。
既存の壁紙を剥がす作業や下地処理、養生なども自分で行う必要があるためです。
家具を動かすところから、塗膜が乾いて家具を元通りにするまでの大まかな作業手順を把握し、無理のないスケジュールを組むとよいでしょう。
その上で、やはりDIYでは難しいと感じた場合は、手を付ける前に塗装業者に相談することをおすすめします。
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