この記事を読んでいるあなたは、
- 屋根塗装の費用相場を知りたい
- 屋根塗装の塗料やその選び方を知りたい
- 屋根塗装の費用事例やお得に行う方法を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「屋根塗装の費用相場や費用事例、使用される塗料の特徴」などをお伝えしていきます。
屋根塗装が必要な状態は?
屋根塗装が必要な状態は、以下のとおりです。
これらの症状が見られたら、屋根塗装の塗り替えをおすすめします。
それぞれ具体的にどのような症状なのか解説します。
塗装が剥がれている
塗装の剥がれは、塗膜の劣化が進んでいる状態です。
風や雨によって剥がれが進行すると、屋根がむき出しになり屋根の劣化が急激に進みます。
その結果、防水性や遮熱性が低下し、雨漏りや室内に熱がこもる状態になってしまう可能性があります。
塗装の剥がれを屋根塗装で修復することで、防水性や遮熱性を保つことが可能です。
色あせがある
屋根が色あせている場合、塗膜がはがれて防水効果がなくなっている可能性があります。
屋根材が水を吸収して、屋根材自体の劣化を促進することにより雨漏りを引き起こす可能性があるため、屋根塗装の塗り替えが必要です。
塗り替えることで屋根材を塗膜が守り、防水効果を発揮してくれます。
カビ・藻がある
カビや藻の発生は、塗装の保護機能が低下している証拠です。
屋根にカビや藻があると、水をはじかずに湿気が常態化して屋根がもろくなってしまいます。
その結果、屋根材が著しく劣化してしまい雨漏りが発生してしまう可能性があります。
そのため、屋根からカビや藻を取り除き、その部分の再塗装が必要です。
再塗装を行うことで、保護機能が保たれます。
錆びが発生している
錆びの発生は、塗装の保護機能がなくなり、金属が酸素と水に反応したことによって起こります。
そのため、塗装の保護機能を保つために、塗り替えが必要です。
塗膜の剥がれやカビ・藻・色あせ・錆びの発生による塗り替えの場合、塗り替え前にこれらを削る作業が必要なため、広範囲だと塗替え費用が高くなります。
これらの状態を発見した場合は、範囲が小さい内に塗り替えを行いましょう。
屋根塗装の塗り替え目安時期は10年
屋根塗装の塗り替えは、10年が目安です。
塗料は種類によって耐用年数が異なりますが、どの塗料でもおおよその耐用年数は10年です。
そして、どの塗料でも防水性を保つためには、耐用年数前に塗装を塗り替える必要があります。
例えば、耐用年数が10年前後のシリコン塗料でも、風雨や紫外線が当たりやすい立地にある建物の場合、実際は8年ほどしか保たないこともあります。
そのため、塗り替えの際には、前回に塗装した屋根塗料の耐用年数を考慮し、早めの塗替えを検討しましょう。
屋根塗装で使われる塗料は?
屋根塗装で使われる塗料は、主に以下の4つです。
それぞれの塗料の特徴を解説します。
ウレタン塗料
「ウレタン塗料」は、アクリル樹脂とウレタン樹脂を合成して作られた塗料です。
特徴は、密着性と独特の光沢です。
その密着性を活かし、塗料の剥がれの修復や手すりなどの湾曲した部分で使用されることが多くなりました。
金属だけでなく木にも使用できることから、DIYに使用する方も多くいます。
現在はシリコン塗料が一般的に使用されるようになったため、屋根塗装で採用されるケースは減っています。
耐用年数の目安:7年前後
シリコン塗料
「シリコン塗料」は、屋根塗装での採用が多い塗料です。
ウレタン塗料と比較して耐用年数が長く、コストパフォーマンスに優れています。
カラーバリエーションが豊富な点も、普及している理由のひとつです。
また、親水性(水に対する親和性)が高い点でも注目されており、塗膜に汚れがついても雨水で流れやすい特徴を持っています。
耐用年数の目安:10年前後
フッ素塗料
「フッ素塗料」は、頻繁に塗り替えができない賃貸物件や大型商業施設などに採用されている塗料です。
一番の特徴は耐久性の高さで、耐用年数は15年前後と塗料のなかでも上位です。
また、非粘着性・耐薬品性・耐候性も兼ね備えていることから、スカイツリーの塗装にも使われました。
身近な例だと、テフロン加工が施されたフライパンにも使われています。
耐用年数の目安:15年前後
無機塗料
「無機塗料」は、耐用年数が15年以上の長寿命な塗料です。
有機物のように藻や苔が繁殖しにくく、建物の美観性を保ちやすい特徴を持っています。
そのため、商業施設などの短かい期間で塗替えのできない建物に採用されています。
耐用年数の目安:15年前後
屋根塗装の塗料の選び方
屋根塗装の塗料は、以下の観点で選びましょう。
それぞれ解説します。
屋根材から選ぶ
屋根材には以下のようにさまざまな種類があります。
屋根の素材によって使える塗料・使えない塗料があります。
そのため、屋根塗装を行う際は、どの塗料であれば自宅の屋根に使用できるか事前に確認しておきましょう。
塗料メーカーが商品別の使用可否をホームページに掲載しているので、気になる方はご確認ください。
塗料の機能で選ぶ
塗料には、主に以下の機能が備わっています。
- 耐候性
- 低汚染性
- 遮熱性
- 断熱性
- 防水性
- 親水性
- 耐酸性
- 耐アルカリ性
現在は技術開発によって複数の機能を兼ね備えた塗料の流通が増えてきました。
機能はひとつに絞らず、必要な性能は事前にまとめておくことで、建物に合った希望の塗料をスムーズに選択できるでしょう。
機能についての不明点は、お気軽にご相談ください!
耐用年数で選ぶ
耐用年数の高い塗料を選ぶことで、トータルコストを抑えられます。
塗料の耐用年数は、種類によってさまざまですが、どの塗料でも塗り替えは10年を目安に考えましょう。
たとえば、塗料のなかには、無機系ハイブリッドなどの耐用年数が15年の塗料もありますが、雨風や紫外線が当たりやすい立地に建物がある場合、実際は10年ほどしか保たないこともあります。
そのため、塗り替えの際には、前回に塗装した屋根塗料の耐用年数を考慮し、早めの塗替えを検討しましょう。
色で選ぶ
色で塗料を選ぶ際は、以下の考えをまとめておきましょう。
- どのような色が好みか?
- どのような色が建物に合っているか?
- 艶はありか?なしか?
また、塗料は製品によってラインナップしている色が異なります。
シリコン塗料は豊富なカラーバリエーションがあるため、人気の塗料です。
ただ、シリコン塗料でも希望の色がない可能性があるため、業者と契約する際には、選んだ塗料に希望の色があるのか確認しましょう。
費用で選ぶ
予算から塗料を検討する場合は、どれくらいの費用であれば採用可能か基準を設けましょう。
屋根塗装の費用相場は、一般的には40万円〜です。
また、各塗料メーカーの商品ページには、面積当たりの価格が掲載されているので、おおまかな相場価格を確認可能です。
屋根塗装の注意点は?DIYは可能?
屋根塗装の注意点は、以下の3つです。
それぞれ解説します。
塗装前に屋根の汚れ取りが必要
屋根塗装の際には、事前に屋根の汚れを取っておく必要があります。
屋根が汚れたままだと、塗料を塗り替えてもすぐに塗料がはげたり、落ちやすくなってしまいます。
そのため、塗装前には高圧洗浄機などで屋根の汚れを落としましょう。
ただ、屋根の上での作業は危険が伴います。
高圧洗浄機を持っていないという方も多いでしょう。
専門の業者であれば、塗装だけでなく汚れ取りも合わせて行なってくれるため、自身で作業しなくてもきれいに仕上げられます。
安全対策が必要
屋根塗装やDIYを自身で行う際には、ヘルメット・落下防止用ベルト・安全靴といった最低限の安全対策は必ず行いましょう。
ただ、一から各装備を用意するのは費用もかかるため、ためらわれる方も少なくないでしょう。
専門業者に依頼する場合は、費用や手間を抑えて安全に行えます。
ムラが起こりやすい
自身で屋根塗装を行う場合、専門業者に依頼するよりも色ムラが起こりやすくなります。
屋根の塗装を色ムラを出さずに艶を出しきれいな仕上がりにしたいなら、二度塗り・三度塗りがおすすめです。
一度塗りの場合、色ムラが起こりやすかったり、屋根材が塗料を吸収してしまったりするため、複数塗り重ねてムラのないように仕上げましょう。
自身で行うのは手間という方は、二度塗り・三度塗りしてくれる業者に依頼しましょう。
屋根塗装の費用は60㎡あたり30万円
カバー工法の費用相場は、おおよそ60㎡あたり30万円です。
工事費用は、屋根の面積や数、塗料の種類などの条件により変わってきます。
あくまで参考としてお考えください。
屋根塗装の費用は3つの項目で決まる
屋根塗装の費用は、以下の3つの項目で決まります。
それぞれの項目を解説します。
1.足場代の相場
「足場代」は、業者が工事を行う際に組む足場の費用です。
相場は1,000円/㎡です。
たとえば、2階建ての場合、家の外周の長さに高さ6mを掛けると足場の㎡が出てきます。
縦9m横7mの長方形のお宅とした場合、外周32m×6m=192㎡となります。
つまり、192㎡×1,000円=192,000円が足場代です。
また、足場代は工事を行う際に都度発生するため、外壁塗装などの工事と一緒に行うことでお得に工事ができます。
2.下地処理代の相場
「下地処理代」は、ひび割れの状態や量によって計算が変わるため、その都度費用は異なります。
相場は150円/㎡です。
仮に屋根の面積を100㎡とした場合、100㎡×150=15,000円が下地処理代になります。
3.塗料代の相場
塗料代は、塗料の種類によって異なります。
塗料の種類ごとのおおまかな相場は、以下のとおりです。
安価な塗料は、1回の費用は安く抑えられるものの、耐久年数が短いため、すぐに塗り替えが必要になります。
かえってかえって割高になってしまうこともあるため、塗料選ぶときには、塗り替え回数まで含めて考えることでお得に工事ができます。
屋根塗装の実施事例
カバー工法の実施事例を3つ紹介します。
ご自身で行う際の参考にしてください。
【瀬戸市・持ち家】築年数14年のM様邸の事例
瀬戸市にお住いのK様邸の事例です。
築年数14年のお家で、屋根塗装と合わせて外壁塗装も行いました。
屋根材(カラーベスト材)がひび割れし暴風の影響で欠落している箇所が複数ある状態でした。
そのため、カラーベストの差し替えをし塗装を行いました。
また、合わせて火災保険の申請のお手伝いをさせて頂き、ご満足いただけました。
【尾張旭市・持ち家】築年数20年前後のO様邸の事例
尾張旭市にお住いのO様邸の事例です。
築年数20年前後のお家で、屋根塗装と合わせて外壁塗装とベランダ防水工事も行いました。
外壁材のサイディングボードのひび割れが酷く、フィラーでは処理できない箇所があったため、コーキングを入れて深く補修しました。
綺麗な仕上がりにご満足いただけました。
【名古屋市守山区・持ち家】築年数10年のM様邸の事例
名古屋市守山区にお住いのM様邸の事例です。
築年数10年のお家で、屋根塗装と合わせて外壁塗装とベランダ床塗装工事も行いました。
屋根の塗装が色あせが見られましたが、綺麗な仕上がりと柔軟な対応にご満足いただけました。
屋根塗装をお得に行う方法
屋根塗装をお得に行う方法は、以下の5つです。
ひとつずつ解説します。
複数の業者から見積もりを取る
見積もりは2〜3社ほどの複数者から取りましょう。
複数者から見積もりを取れば費用を比較できるため、安い業者に依頼することでお得に屋根塗装を行えます。
また、見積書には塗料代や工事代、足場代などの細かい内訳まで書かれているため、次回以降の依頼の参考になります。
耐用年数が長い塗料を使う
耐用年数が長い塗料を選ぶことで、トータルコストを抑えて屋根塗装ができます。
例えば、ウレタン塗料の耐用年数はおよそ7年ですが、無機塗料は2倍以上の15年です。
無機塗料は単価が高いですが、ウレタン塗料の方が塗り替えのサイクルが早く、都度工事代がかかってしまいます。
そのため、かえって費用がかさんでしまう可能性があります。
耐用年数が長い塗料を選んでトータルコストを抑えましょう。
外壁塗装と一緒に行う
屋根塗装を行う際は、外壁塗装も併せて行うことで費用が抑えられます。
建物の工事を行う際は、材料費や人件費だけでなく、工事の足場を組むための「足場代」が発生します。
屋根材のリフォームと外壁塗装を一緒に依頼することで、この足場代が1回分で済むため、費用を抑えて工事可能です。
屋根塗装と外壁塗装では、使用される塗料の種類がほとんど同じなため、塗り替えの目安時期もほぼ同じです。
住宅リフォーム支援制度を利用する
住宅リフォーム支援制度を利用することで、お得に屋根塗装が行えます。
各地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度に屋根塗装が含まれていることがあります。
屋根塗装を検討されている方は、各地方公共団体への確認をおすすめします。
火災保険を活用する
火災保険に加入している場合、屋根塗装に火災保険の補償が適用される場合があります。
適用条件は、各保険の商品によって異なるため、まずは、火災保険の加入有無と適用条件を確認をしてみましょう。
屋根塗装のお悩みはリメイクホームにおまかせ!
屋根塗装の費用相場から各塗料の特徴、選び方まで解説しました。
私たちリメイクホームは、愛知県を中心に屋根塗装や外壁塗装、リフォームを手がけています。
お見積もりやお問い合わせは、ぜひお気軽にご連絡ください!