屋根塗装においては高圧洗浄が非常に大切な作業です。
みなさんもテレビや広告で高圧洗浄機を見かけたことがあるかと思います。
実際私たちが外壁塗装をするのに使用するのは、より水圧の高い高圧洗浄機を使用します。
そこで今回は、屋根塗装を検討中の方へ高圧洗浄をする必要性を紹介します。
このページで分ること
高圧塗装をしないとどうなる？
屋根塗装をする際に、高圧洗浄をしないとどうなるのでしょうか。
ここでは高圧洗浄の必要性について紹介します。
塗装をする際には塗膜ができますよね。
この塗膜というのは、耐用年数が終わりに近づくとチョーキング現象が発生します。
塗膜を触ると白い粉が付着したという経験はないでしょうか。
これこそがチョーキング現象のことです。
このチョーキング現象が起きている状態で粉の上から塗装をしたとしても、新しい塗料が密着しにくくなってしまいます。
古い塗膜や経年で付着した汚れが邪魔になってしまうということですね。
新しい塗料の密着を邪魔するのは、古い塗膜だけではないということです。
汚れ以外にもコケやカビ、錆なども塗料の密着を阻害する要因となり得ます。
ただし、これらの汚れは高圧洗浄だけでは落とせないことがあります。
取れない汚れに関しては職人が手作業で丁寧に落とす作業（ケレン）をすることもあります。
塗膜の浮きや剥がれに関しては、ヘラやサンドペーパー等を使用して擦ります。
とにかく新しい塗膜の密着性を高める必要があり、下地処理が塗装をする上で最も大切な工程と言えます。新しい塗料を密着させるための下準備が大切であるということですね。
その手段として高圧洗浄も重要な工程です。
高圧洗浄を行う際のポイントを紹介
ここでは高圧洗浄を行う際のポイントを紹介します。
・水圧を掛け過ぎると屋根材の劣化や雨漏りの原因になる
塗装が必要な屋根材は複数あり、代表的な物だとカラーベスト・洋瓦（モニエル瓦・スレート）等です。
これらは、セメントと繊維質を混ぜ合わせた屋根材です。
既存の塗膜が剥がれてしまい白い基材が露出して、そのまま放置すると余計に屋根材が傷むことが予想されます。
白い基材が露出しているということは、防水が効いていないということであり、塗装をし新しい塗膜を作る必要があります。
塗装前に洗浄をするのは大切ですが、洗い過ぎにも注意してください。
・高圧洗浄中に屋根材を破損させてしまう場合がある
先ほどと同じようなパターンです。
屋根材を劣化させるだけでなく、破損させてしまうということです。
経年劣化が激しい場合や質の悪いカラーベストを使用している場合は、高圧洗浄でも簡単に割れることがあります。
一概に職人さんが悪いとは言えないので、しっかりと事前の状態を共有しておくと良いですね。
・雨漏りを発生させてしまう
屋根材の高圧洗浄の際にあまり一生懸命洗浄しすぎると、屋根材の下に大量の水分が回ってしまい、雨漏りしてしまう場合があります。
屋根材の下に敷いている防水シートの劣化や防水シートの釘穴に水が浸入してしまう恐れがありますので注意して下さい。
高圧洗浄機というのは大量の水を使用します。
そのため、もし雨漏りが発生してしまうと内装が汚れる等の事故に繋がってしまうので注意が必要です。
また、雨漏りに関して言えば、塗装後すぐに被害が起きるという事例もあります。
これは縁切りという作業をしなかったことによる悪影響です。
塗料が屋根材の重なり部分の隙間を防いでしまうので、屋根材と屋根材の縦の繋ぎ目から侵入した雨水の逃げ場がなく、かえって事故が起きるリスクを高めることになります。
この隙間を確保する作業のことを縁切りといい、屋根の塗装の際は絶対に必要な作業になります。
屋根塗装を行う際の高圧洗浄の大まかな流れ
1.事前対応
屋根の高圧洗浄を行う際に、まず重要になるのはお客様はもちろんご近隣様への配慮となります。
屋根は高い位置にあり、ほとんどの屋根に傾斜があるので、洗浄中は水が飛散することがあります。
そのため、近隣の方へ事前に挨拶をして、トラブルを未然に防ぐことが大切です。
近隣挨拶の際には、下記の内容をお伝えするようにしましょう。
・いつ洗浄をするのか
・洗浄水が飛散する可能性があること
・洗浄機の音がうるさくなる可能性があること
2.洗浄作業
洗浄作業では、洗浄後の汚水で一度洗浄完了した部分を汚してしまわないように高いところから順番に行います。
特に屋根は常に日光や風雨に晒されることから、外壁と比較して劣化が早くコケや錆が出てしまっているケースが多いので、高いところからしっかりと洗浄する必要があります。
3.水圧調整
屋根の高圧洗浄を行う上で、最も重要と言っても過言ではないのが「水圧の調整」です。
屋根は年数が経過しているものだと汚れやコケがこびりついている場合があります。
そのため、適切な水圧で全体を洗浄して綺麗に汚れを落とし切ることが必要です。
しかし、大幅に年数が経過して屋根材が劣化している場合、水圧を上げすぎると傷んだり剥がれが発生したりします。
このような点から、水圧調整は非常に重要なのです。
当社ではこれまでに培った技術を生かして、屋根の劣化状況や傾斜などを考えながら適切な水圧に調整し施工いたしますので、安心してお任せください。
まとめ
今回は、屋根塗装を検討中の方へ高圧洗浄をする必要性を紹介しました。
高圧洗浄は屋根塗装をする上で非常に大切な作業です。
屋根塗装を検討中の方はぜひ当社までご相談ください。
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愛知県全域（尾張旭市・瀬戸市・長久手市・名古屋市守山区・日進市・春日井市など）
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