この記事を読んでいるあなたは、
- ガルバリウム鋼板の鎧張りについてを知りたい
- そもそもガルバリウム鋼板についてを知りたい
- カバー工法での費用相場を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「ガルバリウム鋼板の鎧張りについて、カバー工法での費用相場」などをお伝えしていきます。
ガルバリウム鎧張りとは
ガルバリウム鎧張りは、ガルバリウム鋼板の優れた特性を活かした施工方法です。
ガルバリウム鎧張りは、以下の建物に適しています。
- デザイン性を重視したい建物
- 耐久性の高い外壁を求める建物
- メンテナンスのしやすい外壁を求める建物
しかし、「ガルバリウム鋼板」「鎧張り」という言葉は、あまり馴染みのないものかもしれません。
そこで、「ガルバリウム鋼板」「鎧張り」とはどういうものなのか、特徴などをふまえて解説していきます。
ガルバリウム鋼板とは
ガルバリウム鋼板とは、鉄にアルミニウムと亜鉛の合金めっきを施した鋼板のことです。
JIS規格の名称は「55%アルミニウム ・亜鉛合金めっき鋼板」となっています。
ガルバリウム鋼板は、外壁材をはじめ、屋根材、雨とい、ダクトなどに使われています。
ガルバリウム鋼板の外壁材の表面にフッ素樹脂や遮熱塗装を施したものがあり、フッ素樹脂を施したものは耐候性が優れています。
また、遮熱塗装を施したものは、太陽光を反射して、室内の温度上昇を防いでくれます。
鎧張りとは
鎧張りは、木板を鎧のように重ねて張る外壁の伝統的な仕上げ方法です。
板と板の間に隙間ができるため、雨水が浸入しても内部に溜まらず、下に流れ落ちる構造になっています。
隙間から風が吹き込むことも少ないようです。
そのため、雨が多い地域で古くから用いられてきました。
外壁の仕上げ以外にも、船の建造方法として鎧張りが用いられています。
ガルバリウム鋼板と鎧張りはそれぞれ異なる分野で使われていますが、どちらも板を重ねて張るということが共通点です。
ガルバリウム鋼板の外壁のメリット
ガルバリウム鋼板は、優れた耐久性とデザイン性を兼ね備えた外壁材として人気があります。
しかし、メリットだけでなくデメリットも存在するため、導入前に理解しておくことが重要です。
ガルバリウム鋼板外壁のメリットは以下のとおりです。
- 耐久性が高い
- 軽量
- 意匠性が高い
- メンテナンスが容易
ガルバリウム鋼板は、錆びにくく、紫外線にも強い素材であり、長期間にわたって外壁を保護できます。
また、ガルバリウム鋼板は、亜鉛鋼板に比べて軽量なので、建物の重量を軽減することができ、地震時の揺れを抑えることができます。
さらに、ガルバリウム鋼板は、スパン柄や積石柄など、さまざまな色や柄のバリエーションがあります。
なので、建物の外観に個性を出したい場合におすすめの素材です。
他にも、ガルバリウム鋼板は、表面が滑らかなため、汚れが落ちやすく、メンテナンスが容易に行えます。
以上のように、ガルバリウム鋼板外壁は、耐久性やデザイン性が高く、メンテナンスが簡単な外壁材を求める方にはおすすめです。
ガルバリウム鋼板外壁のデメリット
一方、ガルバリウム鋼板外壁には、以下のようなデメリットがあります。
- 施工費用が高い
- 断熱性が低い
- 切断面から錆びる
ガルバリウム鋼板は、一般的な外壁材に比べて施工費用が高い傾向があります。
また、ガルバリウム鋼板を使って断熱性を高めたい場合は、内側に断熱材を施工する必要があります。
さらに、切断面から錆びることがあるため、切断面には塗装などの防錆処理を行う必要があります。
外壁材の初期費用にあまり予算をかけたくない方、断熱性能が高い外壁材を求める方には不向きかもしれません。
ガルバリウム鋼板は、優れた特性を持つ外壁材ですが、デメリットも存在するため、導入前に自身のニーズと予算を比較検討することが重要です。
鎧張りのメリット
鎧張りは、板材を重ねて鎧のように張る外壁仕上げ方法です。
木板や金属板など様々な素材を用いることができ、外観に独特の表情を与えてくれます。
そんな鎧張りですが、以下のようなメリット・デメリットがあるので紹介します。
鎧張りのメリットは以下のとおりです。
- 防水性が高い
- 通気性が良い
- 意匠性が高い
- 耐久性が高い
鎧張りは板と板の間に隙間があるため、通気性が良く、壁内結露を防ぐことができます。
また、板を重ねて張る独特の表情が、味わい深い外観を演出します。
素材によっては、ガルバリウム鋼板など非常に耐久性の高いものも使用できます。
板と板の間に隙間ができるため、雨水が浸入しても内部に溜まらず、下に流れ落ちる構造になっています。
以上のように、鎧張りはデザイン性の高い外壁を求める方や、耐久性・防水性・通気性の高い外壁を求める方におすすめの方法です。
鎧張りのデメリット
鎧張りには、以下のようなデメリットがあります。
- 施工費用が高い
- メンテナンスが必要
- 断熱性が低い
鎧張りは、一般的な外壁材に比べて施工費用が高くなります。
その理由は、高度な施工技術が必要であり、施工時間も他の施工方法より長くなるからです。
また、木板の場合は定期的な塗装が必要など、素材によってはメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスに労力をかけたくない方は、メンテナンスの必要性が低いガルバリウム鋼板がおすすめです。
板と板の間に隙間ができるため、通気性が良いというメリットがありますが、一方で断熱性が低いというデメリットもあります。
外壁材の素材や、気密性を持たせることで断熱性を上げることは可能です。
さらに、鎧張りは独特の表情を持つ外観が特徴ですが、施工技術が難しく、適切な施工業者を選ぶことが重要です。
施工実績が豊富で、高度な施工技術を持つ業者に依頼しましょう。
ガルバリウム鋼板でのカバー工法の相場
カバー工法とは、既存の外壁材を撤去せずに上から被せる工法です。
外壁材でカバー工法を用いる場合は、ガルバリウム鋼板が多くなります。
ガルバリウム鋼板でのカバー工法の相場は、30坪の住宅で100万円~240万円程度です。
費用に影響を与える要因は、屋根の形状、面積、使用するガルバリウム鋼板のグレードなどが挙げられます。
また、施工業者によっても費用は変わってくるので、複数の業者から見積もりを取り、比較してみるとよいでしょう。
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ここまで、ガルバリウム鋼板の鎧張りについて解説してきました。
ガルバリウム鋼板鎧張りは、デザイン性と耐久性を兼ね備えた外壁仕上げ方法です。
ガルバリウム鋼板や鎧張りのメリットだけでなく、デメリットも理解した上で導入を検討することが重要です。
また、複数の業者から見積もりを取り、費用や内容を比較することをおすすめします。
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